小説を読むだけで彼女が出来てしまう?
題名からモテたい男性なら読みたくなってしまうような本書。本当に彼女ができるんでしょうか?
【概要】
amazon引用
小説やドラマのような恋愛に憧れるモテない主人公の「僕」が、片想いの相手に恥ずかしい失恋をしたのをきっかけに、友人のアドバイスやインターネットの恋愛講座などを通して現実に気づかされ、モテる男へと進化していく。恋愛をプロジェクトとして考えることで編み出された、誰でも成功する恋愛の必勝法とは!?
ビジネス書・自己啓発書でおなじみの著者による、本当に役に立つ“超リアル"な恋愛小説。
【ポイント】
●1.テクニックで人の気持ちは変わる
「朝倉をお前と言いかえただけでとってもイライラしただろう。当たり前だけど、人と話すとき、どういう言葉を選ぶかで、相手がどんな気持ちになるかが変わってくるんだよ」 「なるほど」 「朝倉はすごくすてきだと思うし、だからずっと僕たちは友だちなんだと思う」 「ありがとう」
僕は、こんなときのお世辞だとわかっていながらも涙ぐんでしまうような安い男だが、すぐにKは言った。
「まあそんなにすてきだと思ってはいないし、朝倉もいまの言葉がお世辞だとは思っただろう。それでもなんだかうれしい気持ちになったと思うんだけど、それがその、テクニックの効果というものなんだよ。人間というのはお互いテクニックで笑ったり泣いたりしている哀れな生き物なんだ」
テクニックを毛嫌いする方もいると思います。私も昔はテクニック使うんなんて本当の気持ちじゃないしダメだなんて思っていました。自分の考えを変えてテクニックで人を嬉しい気持ちにできるならテクニックを使うのもいいものだと思うようになりました。
●2.恋愛とは仕事の1つであると考える
実際の恋愛は運命ではなく、本人の資質と努力の総体によって、うまくいったりいかなかったりするものなのよ。そう、まさに仕事と同じ。なぜ商品が売れないかを分析し、考え、施策を打つことは、なぜ自分がモテないかを分析し、考え、施策を打つこととまったく同じなの。 明日一日、仕事をしながら、恋愛と仕事を比較してみて。
確かに恋愛と仕事は一緒だという人もいますよね。自分を分析して、市場価値を考えたり、どんな女性にアプローチするのか考えたり、トーク技術を学んだり。私には仕事するよりも恋愛の方が難しいですが。。。
好きな人だけしか嫌だって方は、一度仕事と一緒だと思って恋愛を考えると上手くいくかもしれませんね。
●3.男は身だしなみが第一!
身だしなみに気を遣っても、突然女性から声がかかったりすることはもちろんなかったのだが、会社では、髪を切りに行っていないのに髪を切ったの、と聞かれることが多くなり、つまり、わたしが爽やかになったと言いたいに違いなかった
不潔感のある人は恋愛対象外であると聞いてはいたが、その不潔、というのは、身にまとっている細菌の数が多い、という意味ではなく、顔に肌色以外の色が部分的に使われている、ということをも指すのだった。それまでは、毎日朝にシャワーを浴びているから大丈夫、と過信していたのだが、大いなる勘違いだったのだ。
身だしなみを整える事でいきなりモテることはありませんが、女性の彼氏候補になりえるか、ならないかの最初の選択段階で落とされないようになるので実質モテにはつながりますね。
自分の中の固定観念でヒゲだけ剃っていれば身だしなみが整っているなんて思わないで、見た相手が不快に思わないように気をつけましょう。
●4.テンプレート通りに動く
自然な出会いに期待して無為に過ごしていた時代――といってもつい先日までそうだったのだが――に比べて、充実している。ひとまず、ビジネスのように、会うためのシナリオを考えて実行すれば、近いうちなんとかなるという感触は得られた。ひとまず相手の関心に合わせて、適切な質問をすれば返事は返ってくるし、興味があれば会ってくれるだろう。
つまり、「映画が好き」という情報をもとに、「話題の映画について教えて」→「こういう映画です」→「では観に行きましょう」という流れを狙ったのだが、これはすべての女性に対して適応可能なテンプレートである。「Aが好き」という情報をもとに、「話題のAについて教えて」→「こんな感じです」→「ではいっしょにAしましょう」という按配である。
テンプレートを作るには良い作戦ですね。なかなか自分で行動出来ない人でもテンプレートにすることで自分から行動しやすくなりますよね。特に教えて?というのは人は自分が知っていることを他の人にも教えたくなるものですから、最初にするには良い質問ですよね。そこからうまく発展させてうまくデートに発展させていですね。
●5.撤退のルールを作る
誰とメールするときも、ひとまず食べ物の話につなげて、ご飯を食べに行こうという結論に持っていく。相手が返事で「機会があったら」「今度」と2回書いてきたら撤退、という自分の中でのルールを作った。この線引きに異議を唱える人もいるだろうけれども、次にいくためのルールを作っておかないと、なし崩し的に片想いを続けていたかつてのわたしのようになってしまうのだ。
撤退のルールって難しいですよね。どうしても好きな相手には頑張ってしまい、しつこくなりがちです。基本的には上記の2回~3回程度までダメであれば諦めるのが良いでしょう。それ以上は相手にしつこいと印象を与えてしまい余計にイメージダウンになってしまいます。
特になんでメール返さないの?みたいな追撃メールはやめておきましょう。そこまでしてしまうと少し好意がある相手でも、好意がなくなってしまうほどなので注意しましょう。
【感想】
随所にモテる考え方が散りばめられています。小説なので自然と行動が想像できるので、モテる本読んでも中々頭に入らないって方は読んでみると良いかもしれません。
結構主人公が痛い行動するのでダメな見本として見習いたいですね。内容としては仕事で学んだ事を恋愛に的用していくので、とにかくビジネス的思考で恋愛方法論を学んでいくことが出来ます。
読むだけど彼女が出来るという題名で淡い内容を期待していると裏切られます。恋愛という淡い内容はほとんどありません。ビジネス的恋愛本にある数を打つという内容が認めることができれば参考になる本です。
恋愛=ビジネスと考えてモテる思考を身につけていきましょう。