ベスト・パートナーになるために男と女が知っておくべき「分かち愛」のルール 男は火星から、女は金星からやってきた (知的生きかた文庫)~
amazonで一世を風靡した男女の思考・価値観の違いが分かる本
現在付き合ってる人、もちろん彼女のいない人も知っておきた男女の思考の違いを詳しく解説した一冊になります。他にモテる本を読んだけど、実際に違いがよく分からないよって方や現在喧嘩が絶えないカップルには是非お互いに読んで貰いたいとオススメできる内容となっています。
【概要】
amazon引用
目次
1章 男と女は違う星からやってきた―男は“受容”を、女は“共感”を求めている
2章 「男は単純で、女は複雑」は本当か―男は“調停屋”に、女は“教育委員長”になりたがる
3章 男は分析して満足する、女は話してすっきりする―言葉が愛を生む、憎しみを生む
4章 相手の気持ちを上手に“翻訳”してますか?―男と女がうまくいく“究極のルール”
5章 男の恋愛観、女の結婚観―この“小さな気づかい”が、彼を男らしい気分にする
6章 男に自信をつける“女のひと言、会話の仕方”―“男のやさしさ”を上手に引き出すテクニック
7章 “二人の愛”をさらに深める心理法則―男と女の“愛情のパラドックス”
【ポイント】
今回のポイントは2つオトコが恋愛において犯しやすい2つの過ち
●1.相談されても解決してはいけない
パートナーの女性から、何か相談なり話しかけられた男性は、話しかけてもまったく耳を貸そうとしないか、もしくは、彼女の抱えている問題が何かを把握すると、直ちに"ミスター・フィクサー(調停屋)"の本領を発揮して、独善的な解決策を押し付けようとします。
彼女が単に"感情移入"を望んでいるにもかかわらず、男は彼女が具体的な"解決策"を欲しがっていると勘違いしているのだ。そこに男女の、根本的な悲劇がある。
女性からすれば、そんなことよりもただじっくりと話を聞いてもらい、やさしくなぐさめてもらいたいだけなのに、直ちにミスター・フィクサーのユニフォームで身をかため、充分に話を聞いてあげる前にアドバイスを与え始める。これが、最愛の女性に対する彼流の愛情表現なのである。彼は彼なりに心底から彼女の問題を解消してあげ、いい気分にしてあげたいと思っている。何とか役に立ちたいと望んでいる。そうすることが相手にとっての自分の価値を高め、愛情を深くしていくのだと信じているのである。
本書 〈例〉
仕事を終え、疲れ切って帰宅したメアリーがトムに言った言葉。
メアリー「あまりにもやらなければならないことが多すぎて、自分の時間が少しも持てやしないわ」
トム「それなら仕事を辞めなければダメだ。何もそんなに一生懸命働くことはないじゃないか。ほかに自分の好きなことを探せばいい」
特に違和感のない答えに聞こえるかもしれませんが、女性への対応としてはダメな答えですね。本書ではその後二人の言い争いがエスカレートする様が描写されています。トムは、ただ相手の話を聞いてあげることの重要性というものがまったくわかっていなかった。彼が良かれと思ってしたことは、かえって事態を悪化させてしまったのだ。
■ちなみにその後、トムが女性の気持ちを理解できてからは、上記の言葉はこう変わります。トム「そうか。それは大変だったね」それを聞いてからのメアリーの職場での愚痴に対しても、無言でうなずいたり、うん、うん、本当かいといった相槌を打ち、最後には抱きしめる。
何度か説明させてもらっていますが、大切なことなので何回も言います。男性は論理型思考・女性は感情型思考で思考回路が違うんです。しっかりと男女の思考の違いを覚えておきましょう!
上記の例で出てきたように、もし女性が悩んでいると話してきた時に、あなたがそれなら〇〇だと解決策を提案してしまったら喧嘩になってしまいます。女性はただ自分が悩んでいる、大変だと言う気持ちを聞いてアナタに共感してもらいたいだけなんですよね。
そんな時にあなたがそれなら大変なら辞めたら良いなんて言ったら喧嘩にもなります。そんな解決案は女性自身も分かっていますよ!自分の苦労をアナタに知って欲しいだけなんです。ただ話を聞いて「大変だね」という言葉を掛けて欲しいだけなんです。
私も学生時代はこんなこと全く知りませんでした。そんなことを考えたこともなく全力で相手の相談に乗って解決方法を話して女性に気に入られようとするとういう過ちを犯していました。正直その当時に本を読んでいてもよく理解できていなかったと思います。
この本はまだ付き合ってない人にも参考になりますが、今付き合っている人がいる人には必需品になるレベルの本ですからしっかり学びましょう。万が一あなたがこの男女の思考の違いを分かっていなければ、付き合った後に女性と喧嘩になってしまう、あっさり別れてしまうなんて事になる可能性がありますので気をつけましょうね。
そんなこと言ったって相談に乗って欲しいと言われてるのにそんなんで良いのかな?って思ってしまいますよね。そんなんでいいんです。基本的にはあなたは女性の話を聞いて上げるだけでいいんです。女性は解決策を求めてはこないの?と思ってしまうことが実は解決策を求めてくることもあります。
じゃあどっちなのか分かんないじゃんって思うかもしれませんが、解決策が欲しい時はしっかりと言ってきます。「どうしたらいいのか分からない?どうしたらいいの?」てちゃんと疑問形の質問をしてきますのでその時には解決策を提案してあげましょう。
●2.「女性の採点基準は男性と違う」
■プレゼントやさまざまなサービス等をする男性の愛情表現に対しての女性の採点基準に関すること。
男性は、相手の女性のために何か大きなことをしてあげれば点数を稼げると思い込んでしまう。男性は小さなことをしてあげれば1点、大きなことをしてあげれば30点と勝手に思ってしまう人もいますよね。 女性は男性の採点をする時に次のような基準で行う。贈り物の大小にかかわらず、1つのことは1点として評価するのだ。1つ1つのプレゼントやちょっとした心づかいが、ほぼ同じ価値を持っている。この考え方の違いが時として、大きな問題になってしまいます。
■普段はなんの気遣いもしなく、たまに旅行に連れて行けば、妻(彼女)は文句は無いハズと思ってしまい、その結果家庭を顧みなかったり、パートナーに気を遣わなかったりするという。
■日常のちょっとしたこと(例えば車に乗るときにさっとドアを開けてあげる等)の気遣いが不足していると、女性にはフラストレーションが溜まってしまうんですね。
本書では、ちょっとした気遣い98の小さな愛情アプローチリストが収録されています。
この価値観は他の本でも出てくるんですが、ただ女性にはマメにしよう!みたいに書いてあってちゃんとした解説がされていることは少ないです。ここでしっかりと覚えておきましょう。他の本ではちょっと内容を理解しにくい点になっています。
女性の採点基準はなんでも1つのことに対しては1点しか加点されないのです。相手を気遣ってあげるちょっとした言葉がけ、簡単なプレゼントも1点。どんなに高い旅行に連れて行く、ブランド物の鞄をプレゼントするのも1点なんです。これはちょっと驚きですよね。男性なら確実に嬉しさの点数が違いますからね。
とくに日本の男性は普段は真面目に働いて、たまの休みにちょっと奮発した家族旅行でもすれば点数稼ぎできれば今までのこともちゃらになるなんて考えていませんか?私は考えていました。
女性は自分のことをどれだけ気にかけてくれているか分かることが嬉しいいんですね。いっきに大きい物をプレゼントしたりしてあげるのではなく、毎日コツコツ気にかけてあげてポイントをあげましょう。
ちょんと加点をとっとおかないとマイナスポイントが溜まりきった時に一気に噴火してしまいます。溜まってしまったら、何でも1点だから巻き返しを計るのはかなりの無理ゲーですよ。噴火してしまう前にしっかりポイントを稼いでしまいましょう。
【感想】
今回のポイントはたったの2つですがかなりの重要な点なので絶対に覚えておきましょう!
基本的には現在付き合ってる人や結婚されている方向けの本になります。男性側からの視点だけではなく、女性側から男性への接し方にも記載されておりとても勉強になります。流石に一世を風靡した本だけあります。この男女の違いについて右に出る本は殆ど無いでしょう。
できれば長く付き合って行きたいカップル二人で読むとどちらの視点も書かれており、自分たちの反省点がわかりお互いの関係の修復にも役立てることが出来ます。98の小さな愛情アプローチはモテたい方にも価値ありの内容ですので一度目を通してみて欲しいです。
まとめ
- 女性は感情思考 相談されてれも解決しない 共感して話を聞く
- 女性の採点基準は全部同価値でなんでも1点 大きなプレゼントでも1点加算
たったの2つですがとても大切なモテるために知っておきたい点です。この2つをしっかり覚えて他の人と差をつけてモテる男を目指しましょう