これでアナウンサーも落とせる?デキる男の口説き術
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【概要】
amazon引用
本来「口説く」とは交渉の一要素として語られるべき行為である。著者は現場記者として戦場や紛争地域を駆け巡り、その技術を磨いてきた。人間関係において、そして男女関係において重要な交渉技術を今、語り尽くす。
【ポイント】
●1.アドバイスはせず、純粋に聞き役に徹する
人の話を聞いているときに私は「そんな経験は誰にでもあることだから気にしなくていいよ」というように相手を慰めようとしたりは絶対にしません。相手が求めているのは、こちらの意見ではなく、ただ話を聞いてもらうことだけだからです。
目の前の相手が純粋に聞き役に徹してくれたなら、女性としては心の拠りどころを得られたように感じられることも多いようです。だからこそ、そこで信頼関係が強くなり、両者の距離が急速に接近することにもつながるわけです。
まったく話さなくても良いわけではありませんが、相手が話をしているときは聞くことに集中しましょう。特に悩みなんか話された時には、どうしても解決策を話してあげたくなりますよね。相手は話をして自分で解決しまうので、善意で解決策を言いたい気持ちも分かりますが余計な事を言わないように気をつけましょう。
するなら相槌を打つ。同じような経験あるから分かるよ~など相手に共感するようにしましょう。
●2.オウム返しは相手の強調したい部分で
相手がどこかの言葉に力を込めてきたなら、それが強調したい部分なのだと察して、強くオウム返しをするのもいいわけです。「あのとき、ガザ地区では三度(!)、危険な目に遭いました」「三度もですか!?」 といった感じです。
そうして、話している相手の気持ちを乗せて、できるだけ話しやすくしてあげるのが会話の基本です。
相手の言葉を繰り返すことは、相手と話を続けときのコツですね。特に強調したいところを繰り返して上げることで相手も話を聞いてくれてると感じてより話が弾みますね。
●3.話を聞く際には相手の表情を観察する
私はよく聞き上手だとも言われますが、本当のことをいえば、相手の話の内容はあまりしっかりとは聞いていません。聞かされる相手の話を咀嚼しているのではなく、じっとその表情を見ている場合が多いのです。
そうしていれば、話している相手がその悩みに対してどんな思いを持っていて、その悩みを話すことで気持ちがどう変わってきているかが読み取れていきます。
話している相手の顔を見ていれば、「ああ、ずいぶん落ち着いてきたようだな」というように、どのくらい気持ちの整理ができているかが感じられてくるものです。
相手の表情をよく見ることで変化を感じ取っているんですね。そんなの分かんないよと言う方もいると思いますが、よく言う空気が読めるというのは、自分が分かっていなくても相手の微妙な変化を読み取っているんですね。
特に観察する事でより相手の感情が分かってきます。もちろんを全く聞いてないのはNGです。表情をじっと見すぎているのも相手によっては変に思われるので気をつけましょう。
●4.知的な女性のプライドを理解する
知的な女性たちは高いプライドを持っている場合がやはり多かったものです。しかし、その殻を一枚破ると、とても繊細で、か弱い部分が見えてきます。
彼女たちは自分のプライドを維持するためにも、日々の勉強を欠かさないようにする努力を続けています。そして、その努力をやめてしまえば、自分のプライドの支えとなっている部分が音を立てて崩れていくのも自覚しています。
そんな立場と苦しさを理解したうえで、フォローしてあげられたなら、それが彼女たちにとっての救いになります。そのことが彼女たちとの距離を縮める役割を果たしてくれることもあるわけです。
プライドの高い女声は苦手なのですが、相手の事を理解してあげることで信頼関係を築けるのは普通の人と一緒ですね。特に男性社会でもある中でバリバリ働いているような人は、その立場と苦しさに対して共感してあげられるようにしたいですね。
●5.知的な女性に知性で対抗しない
知的な女性を前にすると、自分の知識を見せようとしたがる男性は多いものです。それは、相手に負けないところを見せようとするためなのでしょうが、実際のところは浅い知識でしかない場合がほとんどです。
彼女たちとすれば、いつもいつもそんな男性たちに囲まれているわけです。そして、相手が知識をひけらかしてくれば、「またか……」と思い、その話の内容がいかに浅いものであるかもすぐにわかってしまいます。
読者の皆さんにしても、知的な女性を前にしたとき、その部分で対抗しようとするのはやめておいたほうがいいはずです。知識の面で上回っている場合にしても、そうした部分を押し出すことで女性たちの気を引くことは決してできないからです。
どうしても知的な方相手だと、自分も知的なところがないといけないと思ってしまい張り合ってしまいがちです。そんなことは相手にバレてしまっているんですね。そんなこと浅いことはしないで、知らないことを素直に認めれれるスマートな大人の男性になりたいですね。
●6.相手への注意で好感度は上がらない
自分としては、相手のことを考えて注意しているつもりでも、そう受け取ってもらえる可能性はまずありません。注意をする側としては、厳しい言い方をすることで、頼りになる男らしい人だという印象を持ってもらいたいと考える人もいるのでしょう。
しかし、そういう狙いを持っていても、その効果はまず期待できません。逆に、わずらわしく思われる場合がほとんどだと認識しておいたほうがいいはずです。
どうしても話す側と受け取る側では、意識の違いが出てきていしまいます。特に注意などするときは相手は怒られていると感じでしまうものです。もちろん注意をすることは大切ですが、頼りになる男らしい人だと思われたいなんて自分勝手な思いで注意するなんてことはしないようにしましょう。
そんな自分に都合の良いことは相手に伝わりません。
●7.タイミングを狙って声をかける
相手のタイプや反応を見て、褒め言葉が警戒されているように感じられた場合は、大げさに褒めるのはやめておくべきです。
それよりは、ちょっとしたタイミングを狙って「頑張ってるね」といったひと言をかけるだけにしたほうが、その言葉が相手の心に染み込みやすくなるものです。
それも、大勢の前ではなく、二人になったタイミングを狙って、そっと声をかけるようにするのがいいでしょう。それによって、相手の側ではなおさらその言葉に親密な響きを感じてくれるものです。
褒めるというのも。相手に持たれている印象によっては逆効果になってしまいます。タイミングもへたに二人っきりの時に言ったら気持ち悪い、セクハラだと思われている事があるかもしれません。褒められれば嬉しいですが、タイミングだけではなく普段からの行動も気をつけていきたいですね。
【感想】
なかなか知的な女性専門に書かれている本はないので、そこをピックアップしているのは面白かったです。タイトルの口説きの技術というよりは、いかに話を聞いてあげることが大切か分かる本です。スマートな大人の男性の考え方を学べます。
現在amazonのKindleでKADOKAWA春の大キャンペーンで安くなっていたので買ってみましたが、他のモテる本と違う視点があり参考になりました。
著者の山路さんの様に知的な女性も落とせるようなモテる男になれるよう頑張りましょう。