あなたはなぜつながれないのかでるコミュニケーションを見つめなおす
話題になっていた1冊ですね。
かなり遅くなりましたが読んでみました。
ホムンクルスで好きになった山本英夫さんがカバー絵を書いているのでずっと気になってました。
テクニックが書かれたコミュニケーション本とは異なったコミュニケーションを見つめ直すための本になります。
【概要】
amazon引用
瞬間で他者の内面とつながる気鋭のカウンセラーが、ナンパ、催眠、会話を見つめることから生み出した驚きのコミュニケーション術とは。
【ポイント】
●1.オートマな行為を自覚する
人の話を聞いて、間髪入れずに「あー」と高い声で相槌を打つクライアントがいた。彼はコミュニケーションがうまくいかないことについて悩んでいる。
彼は「あー」と言いながら、話をなんとか繋ごうと頑張って考えている。頑張って考えて、相手に何らかの質問をする。質問をされた方はまた答えるが、彼にまた「あー」と分かっているような動作を示されたのちに、分かっていないことが分かるような質問をされる。
「分かっていないなら、あーと言わずに、ゆっくり言われたことを咀嚼してみたらどうかな? それで分からないことがあったら聞いてみたっていいわけだし」
と彼に伝えた。
すると、彼は「あー」と言わずに、人の話をじっくりと咀嚼するようになった。そうすることでようやく他人との会話のキャッチボールが始まった。
うーん
傍からみると不自然でも自分はコミュニケーション取るのにオートマチックにやってることってありますよね
私はよく喋り始めに「あっ」と言ってしまいます。なんで言ってるのかよく考えたことはないけど話すのが苦手だから、これから話しますよってアピールしてるのかもしれん。
なんか格好良くないから直すように気をつけているんだけど緊張した時はやっぱり「あっ」という言葉がでてしまいます。
ちょっと上記の内容とは違うけどこういった自分にクセがないか改めて考えてみると良いかもしれませんね。
●2.相手と自分の身体の状態や声のトーンを確認する
だから、もし相手の気持ちを分かりたいと思っているのにうまくいかないなと感じていたら、相手と自分の身体の状態や声のトーンを確認して欲しい。同調しておらず、ズレていることがわかるだろう。
もしかすると、そのときは、自分勝手に相手のことを考えているだけかもしれない。そう思ったときは、落ち着いて自分がいったい何を考えているのかを観察して自覚することだ。
「あぁ……相手のことじゃなくて、自分のことを考えているだけだった」と、その考えに気づいて、改めて相手に丁寧に意識を向けたとき、自然と同調し、相手の身体の緊張具合や声のトーンに自分の身体が合うのを感じられるようになる。
これは話下手だと中々難しんですよね。
どうしても相手の話しをちゃんと聞こうとしていても、自分が話下手なこと分かってるから、
変なこと話してないかな?この話題で大丈夫?次に何話そう?とか考えてしまって相手の話していること
をちゃんと聞けていないという負の連鎖に陥ってしまう。
一番良いのは上手いことを話そうとしないこと。
これだけでもだいぶ変わってきます。コミュニケーションで大切なのは聞く力。
殆どの人が話を聞くよりも自分の話をしたいと本当は思っています。
だから自分は対して話さなくても大丈夫と気軽にいましょう。
モテるためには相手の話しをしっかり聞いて上げることが一番大事。
●3.自分と他人を混同しない
たとえば、怒りは自分の中にある見たくない部分を他人の行いを通じて見せられたときに生じることもある。また、他人への共感は、自分の中にあるものを自分が心地良く受け取れるように見せられたときに生じることもある。誰かのファンなどはそれである。彼らは1人の人物や、その人物の表現――たとえば曲や文章の中に自分自身を見ている。熱狂しているとき、相手に自分を投影して、本人はその人物を自分と同じだと思い込む。
こうした他人と自分を混同して起こる怒りや共感を、自分から引き離して見ることができたとき、自分がどのようなことを感じ、どのようなことを思い込んでいるかということに気づく。こうして、自分と他人を混同していないかを注意深く確認していくことで、怒りを感じることが少なくなったり、他人に盲目的に熱狂したりすることがなくなってくる。
ようは自分の感情に気をつけましょうってことですね。
何かに熱狂したり、人に怒りを覚えた時って本当にその行為自体に感情を抱いているのでしょうか?
大抵の物事って冷静には見れていません。
自分の価値観を通してその物事を見ています。
自分→価値観→物事
この価値観が大切。だから自分が強い感情をもった時には自分自身のことが本当に分かってくる。
●4.喫茶店で他人の会話を観察する
喫茶店などで、別の席で会話している知らない人たちの様子を見て、身体の動きの同調の具合を観察してみる。たとえば、一方が話したあとにもう一方が必ず乾いた笑いをするとか、過剰に領くとか、一方は身を引いて腕を組んでいて、もう一方は身を乗り出しているとか、二人のズレを探してみる。
この稽古では、自分は観察するだけなので、他人と対面しておらず、相手との関係性がないからやりやすい。実際に相手を目の前にすると、相手に返事をしたりしなければいけないので難しい。まずは自分が相手と対面していない状況で動きのズレを見つけることができるようになると、他人と対面して話しているときにも自然と自分と相手のズレを見つけることができる。
こうやって客観的に見るのは良いですよね。
コミュニケーションが苦手なのにいきなり話しながら全てを観察していくなんて難しいです。
他の人を観察してるともっとこうしたら良いんじゃないかなってことも見えてきます。
いきなりコミュニケーション上手になれないですからね。こういった所から徐々にコミュニケーションについて考えるというのが大切。
●5.踏み出すに足りていないものを探す
ナンパ講習をしていたときによく相談された悩みが「声がかけられない」だ。
たいていの場合、そういう悩みを言ってくる人は、声をかける準備が本人の中でできていない。「なんでかけられないのか」と聞いていくと、自分の服装に満足していなかったり、自分の仕事に自信を持てていなかったりすることが理由になっている。そういう人はそれでも無理をして声をかければ、きっと自分が変わると思っている。
しかし、冷静に考えれば、無理にナンパをするよりも、服装を満足のいくものにしたり仕事を自分で納得がいくくらいまでやってみたりした方が、いつまでも「声がかけられない」という悩みを抱え続けながら、何もしないよりも良いのではないだろうか。
思いきって声を掛ける法がいいと思っちゃいますけどね。
アドラー的に言うと怖くて声をかけられないという目的達成のために
自分に都合の良い状況(原因)を見つけようとしているだけで、どこまで言ってもどこかに自信がないという原因を見つけて声をかけられないんじゃないかな。
まあ私の事なんですけど。最近になってアドラー心理学読んだんでこんなこと書いちゃいました。
【感想】
ちょと上手くポイントをまとめられませんでした。
カバー絵が私の好きなホムンクルスを書いている山本英夫さんが書いているので気になって、あなたは、なぜ、つながれないのかを買ってしまいました。
ちょっと一味違うコミュニケーション本でした。コミュニケーションで自分のことを観察するといったテクニック本ではない人と繋がる本当のコミュニケーションとは
どんな事なのかを考えさせられる本でした。
相手の身体感覚を自らの身体感覚として感覚することが主眼とされています。
著者の方がブログで催眠誘導であり、様々な暗示が埋め込まれたものですと本書の事を言っていますが、コミュニケーションでの心の動きや体感が文章で表現されています。
そのため今回のポイントだけ読んでも?っとなってしまうかもしれません。
自分は普段のコミュニケーションに問題がないと思っている人はどこかに問題があるという自分を見つめなおす機会になる1冊です。
自分自身のコミュニケーションを見直してモテル男を目指しましょう!