コミュニケーションのための催眠誘導 「何となく」が行動を左右する (知恵の森文庫)
恋愛コミュニケーションに使える催眠誘導
心理学テクニックを用いて人間関係を良くしましょう。もちろん恋愛に使えるテクニックも満載です。
【概要】
amazon引用
「何となく」の印象で人の行動は決まっていく。見かけはそれほどでもないのに、「何となく」女性が惹きつけられる男性。とくに美人でもないのに、異性からも同性からも「何となく」愛され、信頼される女性。彼らとあなたの決定的な違いは何だろう?理想の人間関係をつくる、「潜在意識」によるコミュニケーション・テクニック。
【ポイント】
●「何となく」のヒミツ
⇒私たちの生活における「好き」「嫌い」等の印象は、理由がわからない「何となく」に支配されていることが多い
⇒そして、その「何となく」の実態は、実は「潜在意識が感じる印象」
なんとなく、好き嫌いを選んでいるのは潜在意識に秘密があるんですね。
●潜在意識に訴えるコマーシャル
・『コマーシャルの最後の「よく振ってお使いください」というセリフ』
⇒『ダブルバインド』(二重縛り)と呼ばれるテクニック
⇒「よく振って使う」には「その商品を購入している」のが前提
⇒意識のバリアをすり抜けて、潜在意識に働きかけている
・『コマーシャルの冒頭で「快感!」と言ってから、車の商品名を流す』
⇒『驚愕法』と呼ばれるテクニック
⇒「快感!」という言葉の性的な含みで、心に隙ができたところに、商品名を投げ込む
⇒頭で判断する前に、潜在意識に商品名が放り込まれる
CMを例えに心理学の潜在意識を説明しています。
●その他の誘導テクニック
・『分離法』
⇒本来は一つであるものを、概念の上で分離する
⇒「誰の中にも『真面目な自分』と『奔放な自分』がいるんだ。今夜だけは『奔放な自分』を思いっきり出してみようよ」
・『結合法』
⇒1つのことだけなら、「ノー」と考えればそれですむのに、2つを結合させただけで複雑に
⇒「○○クン、そのおもちゃを片付けてから、新聞をとってきてちょうだい」
・『イエスセット』
⇒「イエス」という反応を積み上げていくことで、相手の中にある肯定的な方向性を定着させる
●その気にさせるサブリミナル話術
・『かぎカッコ法』
⇒誰かの言葉を引用して、任意の言葉を、相手の潜在意識にマーキングする
⇒「友人の○○って、初対面の女の子でも好みのタイプだと『エッ○(ry←自主規制(汗)
・『マイ・フレンド・ジョン』
⇒他人の話や一般論によって、相手に想像させ、無意識の体感覚を再現させる
⇒たとえば「タオルや雑巾を絞る時、右手と左手のどちらを手前に引くか?」と問われると、知らないうちにやってみるもの
【感想】
今回のポイントではちょっと内容が分かりにくかったかもしれませんが、本書では分かりにくい心理学のテクニックがわかりやす書いてあります。
モテるために心理学に興味ある方は一度読んでみてください。
以前書いたホムンクルスの目、こちらも同じ著者の本でより恋愛向けになっているので、こちらも合わせて読んでみてください。
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