恋愛感情を分析!人を好きになる理由を知ろう
なぜ自分を好きな人に好意を抱くのか不思議ですよね。
本書では男女別になぜ人を好きになるのかの理由を解説してくれます。
【概要】
amazon引用
「あの人のどこが好きなんだろう?」「どうして、振り向いてくれないのか?」などといった、恋愛にまつわる悩みは誰にでも覚えがあるはずです。が、本書を読めば、そのように悩んだことも、悩んだ時間も、もったいなかったと思えるはずです。
ヒトが「恋愛」をすることは、ロマンティックな理由からではありません!
他の動植物と同じ有性生殖として、五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)を駆使し、優秀な遺伝子を持つ異性を選ぶ行為なのです。
本書では進化政治学の立場から、恋愛と五感の関係性を実証した研究データをもとに、「なぜその人を好きになってしまうのか」「モテるのか」といった恋愛メカニズムを、わかりやすく解き明かします。
【ポイント】
●男性が好む女性とは?
シンメトリー(左右対称性)
シンメトリーでない顔、つまり顔のゆがみは、環境負荷(自然環境や栄養不足等)による可能性がある。
シンメトリーは生来の「免疫力」や「育ちのよさ」と関係している。
シンメトリーな顔と健康を結びつけているため、シンメトリーな顔を持つ女性に会うと、男性は「魅力的」というメッセージが脳から身体に伝達される
プロポーション
男性にとって、女性の理想的なプロポーションとは、ウエストとヒップの比率(WHR Waist Hip Ratio)がだいたい0.7
女性ホルモンエストロゲン
内分泌学的にいうと、エストロゲンは子育て上手のホルモンで、多く持つ女性ほど浮気をしないことが知られている
エストロゲンの影響を強く受けると、唇が厚くなり、また脂肪を腰と乳房に蓄積させようとする
左右対称の顔は美しいとされていますが、科学的に考えると左右対称の顔は健康的であると判断されるんです。そんな根拠を知っていなくても魅力的だと無意識で判断して魅力を感じてしまうものなんです。
私はふっくらした人が好きなんですが、このエストロゲンのせいだったんですね。子育て上手、浮気をしないというのを自然と求めていたんですね。
人間て自分で考えているわけでなくても自然とこういった、科学的には根拠のあることを無意識で判断しているって凄いですよね。
●女性が好む男性
総論
遺伝子的には狩猟採集時代とさほど変わってないため、恋人としての理想像はひとことでいえば「狩猟が上手で、獲得した獲物を分け与えてくれ、母子を守ってくれる男性」
これを現代に翻訳すると「体格・体力に優れ、経済的資源を持ち、その資源を長期的に安定供給し、魅力的な顔や体形を持つ」男性
経済的資源
俗に言う「三高」(「高学歴」「高身長」「高収入」)のうち、どの年齢層の女性にとっても、もっとも優先順位の低いのは「学歴」
真に求められているのは学歴よりも知性をお金に換えられる能力なのでは?
顔立ち
男性的な顔立ちとは、男性ホルモンのうちテストステロンの影響を強く受けた顔で、骨格がしっかりし、あごが大きく、えらや頬骨が張っている顔
女性が男らしい顔を好むケースは「排卵期の女性」「恋人がいる女性」「浮気相手として」「自分の魅力に自信のある女性」
日本人の場合はとくに女性的な顔の男性がモテる
昔から女性が求めているものは変わらないんですね。
相手にアピールできるのはやはり体格、経済力、魅力的な顔。顔についてだけは日本人の場合男性ホルモンが強そうな顔をしているよりも女性的である中性的な顔の方が好まれているんですね。
どうすればモテるのかを考えるときに、お金持ちとか考えるような女は嫌だと思ったりしますが、経済的に優れているというのは母子を守ってくれる力があるってことだからしょうが無いです。
まず女性が好む男はどんな特徴があるのか意識して、そん中で自分はどんな価値があるのかを考えてそこをアピールしていくと良いですね。
●2D:4D比率の法則
テストステロンの多寡は、顔や態度でも判断できるが、人さし指(2D:second digit)と薬指(4D:fourth digit)の長さの比率からも推測できる。
2D:4Dの比率が低いほど、男性ホルモンであるテストステロンの量が多く、高ければ逆に女性ホルモンであるエストロゲンの量が多い
女性は人さし指と薬指の長さが同じくらい(比率がだいたい1)で、男性は薬指の方が長くなっている(比率はだいたい0.98程度)
薬指の長さが長い人ほど比率が低くなります。
テストロンが高い男性の特徴としては生殖能力が高い。攻撃性が強く自己主張すると言われている。一般的な男性的なイメージの特徴が強いのがテストロンが高い男性です。
●体臭の相性とHLA遺伝子
HLAは白血球の血液型で、免疫情報を受けもっており、尿、汗、母乳等でわかる(鼻の奥で感じるよう)。
男女間ではHLAが異なるほど、つまり多様性があればあるほど、生まれてくるこどもは、病原体への対処の可能性が高く、厳しい環境に適応できる。
よって、男女は恋愛関係を構築する上で、HLAが異なる異性を求め、異性の好みは体臭の好みとして発現している。
体臭がよいにおいであるということは、互いのHLAが異なっていることを示し、くさいと感じることはHLAが近いことを示している
HLA遺伝子というのが人の異性の匂いが良いかどうか人に判断させているんですね。
いい匂いだと感じる人は自分とは異なった免疫情報を持っている。臭いと感じてしまうのは免疫遺伝子が近い人なんですね。
こういった遺伝子を自然と判断しているというのは面白いですね。
●恋を成就させる法
妥協も必要
生まれも育ちも良い人はめったにおらず、かつ、そんな人と相思相愛になれる可能性は低い
大体、自分の魅力度と同じくらいに魅力的な相手とカップルになる恋愛均衡説
出会いを増やす
出会いの機会を多くして、第一印象で判断しない
恋愛のルールを理解する
勉強やスポーツと違い、自分がどれだけ対象となるものに執着できるかは関係ない
自分が相手を好きになったり、その気持ちを相手に知らせることが恋愛の成功につながるのではなく、その逆に、相手に自分を好きになってもらうことが勝負の分かれ目
勇気を出す
勇気を出して話しかけない限り、目指す異性との恋愛は難しい
妥協は必要ですね。確かに自分よりレベルが高いと思っている女性と付き合うのは難しい。上の女性と付き合いたいなら自分もその価値に合わせてアピールできる点を作っていかかないいけませんね。
職業上ご夫婦の方をよく接客させてもらっていますが、やはり似た感じのタイプの人が多いです。そう考えると自分と同じようなタイプだと感じる女性にアタックすれば恋愛が成就する可能性があがりそうです。
出会いを増やさないことには話になりませんね。ここだけは行動あるのみになてってしまうので積極的に色々な場所に参加するようにしましょう。
恋愛のルールって難しいですよね。たとえ自分がどんなに相手の事を好きになっても上手くいくか分からない。ヘタすると好きすぎると相手には逃げられてしまうことが多い。
結局はこになってしいますが、恋愛は勇気と行動ですね。どんな人でも好きな人に振られてしまったら悲しいものです。けれど勇気を出して行動しないと恋愛に発展することはありえない。
なかなか難しいですが、一歩を踏み出していきましょう!
【感想】
なぜあの人に惹きつけられるのか、男女が感じる相手の魅力を科学的に解説し、恋愛におけるメカニズムを説明しています。
人間って五感で色々な相手の遺伝子を感じ取っているというのは面白いですね。自分が好きになった女性がどんなところで好きになったのか分からないっていうのも、本書を読めば好きになった理由が分かるかもしれません。
正直遺伝子的な部分だと直すことが出来ないので、結局は勇気と行動するという結論になってしまいます。けれどなぜ恋愛に悩んでいるのか、それは考えてもしょうが無いことだと分かることが出来れば一歩前に進んでいけますよね。
ウジウジ考えているより行動した方がモテる確率は高まります。
恋愛遺伝子で恋愛を分析して積極的に行動していくモテる男を目指しましょう!