Q.「仕事ができない」「容姿もさえない」「彼女いない歴=年齢」の男性に1ヵ月で彼女を作ってください。
ビジネスで学ぶモテない男性に1ヶ月で彼女を作る方法
【概要】
amazon引用
もてない「ダメ男・佐々木君」がマーケティングのエキスパートである上司のアドバイスで見事彼女をゲットするまでの物語で、「SWOT分析」やターゲットマーケティング、マーケティングミックスなどの手法を無理なく・わかりやすく解説。初めてマーケティングを学ぶ人、基礎からもう一度学び直したい人にぴったりである。
【ポイント】
●1.マーケティング環境分析を行う
「そうね、佐々木君を取り巻く環境つまり佐々木君の周りにどれだけ女性がいて、どんなライバルの男性が存在しているのかを把握したり、佐々木君白身の外見や性格、年収を調べたりすることが第1ステップのマーケテイング環境分析になるわね。その後、第2ステップの標的市場の選定に進むわけ。ここでは、佐々木君にぴったりの女性がいる標的市場を見つけ出すことが、最初にやる作業になると思うわ」
まずは自分の価値を整理して、自分の価値に合う市場を見つける。
●2.マーケティングミックスの最適化を図る
「ダイエットしたり、身だしなみをしっかりするのも、自分自身の"商品"の改善策だったりするわよね。他にも、自分を売り出すために婚活サイトに登録したり、積極的に社内のサークル活動に参加したりするのも、茜の言う広告プロモーションの最適化につながることになるのよ。
それらの活動をすべてひっくるめて一番いい男に見せるのが、あたなにとっての『マーケティングミックスの最適化』なのよ」
自分の価値を高め、宣伝を行う。
●3.セグメンテーションで対象を絞り込む
「自分の好みだと思われる女性を数人まで絞り込んで、その子たちと満遍なくお話をして、その中から、自分に好意を持っていそうな女性だけを選んで、その人をターゲットにしてアタックをかける……だったら、どうかしら?」「それだったら、僕、大丈夫のような気がします」 佐々木の表情が明るくなった。
「いきなり一か八かで1人に絞るんじゃなくて、ある程度、自分とつきあってもいいという複数の人たちと会ったほうが、なんとなくいい人と出会えそうな気がします」
「それと同じことよ。広すぎてもダメ。かといって絞りすぎてもダメ。これがセグメンテーションの難しいところだったりするのよ」
自分に好意がある女性を選ぶ。いきなり一人に絞り込むのではなく複数を視野にいれる。
●4.プロダクト・ポートフォリオ・マーケティング(PPM)で資源を最適化する
「このPPMと、佐々木さんをモテ男にするための改善策が、どう関係してくるんですか?」 茜の質問に、美緒は「佐々木君のPPMをまずは作ってみるのよ」と言って、新たなPPMに佐々木の特徴や性格などを書き記した。「佐々木君の持っている々限られた経営資源々を、どうやって有効に使ってポートフォリオを組めばいいのか考えたんだけど、どうかしら」
美緒がPPMを書き終わったとたん、茜は腹を抱えて笑い始めた。「このPPM、ちょー面白いんですけど!」
●5.価格はこちらの都合だけで決めてはいけない
「そんなにあるんですか!」「これでも少ないぐらいですよ。ここでデートの常識をマスターしないと、彼女ができたとたんに3時間ぐらいでフラれちゃいますよ」「でも、デートになったら、ありのままの自分をさらけ出せば――」
佐々木が言葉を続けようとしたとき、美緒が「それは違うわ」と言って、茜と佐々木の会話に割って入ってきた。「"ありのまま"なんてダメよ。自分の価値を自分自身で高めなければ、市場で高い"価格"で自分のことを売ることができないわよ」
ありのままを受け入れてもらおうとしてもダメ。相手に価値がある存在になる。
●6.最適なチャネルを考える
「ということは、佐々木さんを"消費者"である女子社員に流通させるために、私たちは最適なチャネルを見つけ出さなくてはいけないってことですね」茜は顔をほころばせながら、前のめりになって美緒に話しかけた。
「そうね。最初は、中間業者としてお見合い相談所か合コンをセッティングしようかと思ったけど、ここは『0段階チャネル』の直販が良さそうね」「美緒先輩、ここは『1段階チャネル』でいくのはどうですかね。私の社内の同期入社の女子社員を使って、佐々木さんを売り込むのに協力してもらうんですよ」
【感想】
ビジネス書を読んでいるかのようなモテる本です。モテる本で紹介しますがビジネス書とかが苦手な人でも恋愛内容が絡ん出るので興味を持って勉強できてしまうかも。マーケティング分析というのは、私自信は一目惚れ派なので苦手です。
どうしても自分の中で好きな対象を絞っていってしまうのでモテないんでしょうね。
まずは自分の価値はどんなところにあるのか?そしてどんな市場であればそのような需要があるのかを分析していきます。そして、自分自身の価値を高めるためにはどこを改善していけば良いのか、どのようにプロモーションしていけば人気がでるのかなど完全にビジネス書のような内容です。論理的に考える人に対してはすごい参考になるでしょう。
私が特に参考になった二点
セグメンテーション・ターゲッティング私はいつも一点に絞ってしまうのので、セグメンテーションを考えて自分の強みを評価してくれる人がどんな人なのか(好意)を探りそれをしっかり分けて、その中から徐々に自分が興味合う人に標準を合わせて絞っていく手法は考えて行動したいです。
価値は自分の都合で決めない、自分の価値を考えても結局は相手がどう評価してくれるかは相手次第であって、ありのままではなくて自分の価値を高めていかないといけない。女性と付き合ったとしてもその後も怠けないで相手の評価を上げていきたいものです。
すべて恋愛の事が書いてあるわけではないので読む人を選ぶかもしませんが、論理的に考えてしまう真面目な方にはオススメです。