心が読めれば人生が変わる! —1回で「絶対的な信頼」をつかむ技術
相手と親密になるためのYESセット心理的会話術
コミュニケーションで信頼をえるための会話術か書かれた本書。ホストの世界で№1になった著者ですから女性に対しての参考になるテクニックも書かれております。
【概要】
amazon引用
あなたの人生をも変えてしまう、究極のコミュニケーション術! チビで非イケメン、口下手でコンプレックスだらけだった著者が、なぜナンバー1になれたのか。その秘密は、心理学との出会いだった。
著者自身が自らの実践を通して培ってきた、相手と絶対的な信頼関係を築く技術。オンナ心が良く分からない方なら、要チェックです!
【ポイント】
●1.「仕事と私とどっちが大事なの?」と聞く相手の感情を汲み取る
女性は本当に自分と仕事のどちらを大切に思っているかを聞きたいのではなく、「今の私の寂しい気持ちをわかってほしい」「育児で大変な状況を理解してほしい」という心の叫びを受け取ってほしいのです。
異性から人気があったり、人間関係を築いたりするのが上手な人は、話の理屈や内容よりも、言葉の裏側にある相手の感情を読むことに長けています。もしあなたが「もめたくない」「早くこの事態を収拾したい」と思うのであれば、相手の潜在意識=本音にアクセスして「この人は自分の味方だ」「気持ちをわかってくれる」と思わせることが先決事項になるのです。
どっちが大切というセリフは良く聞きますよね。表面的な言葉をとらえるのではなく、自分が大変なことを分かって欲しいなど、何かしら心の中で鬱憤がたまっている状態。相手の感情を読み取って気持ちを分かってあげる事が大切なんですね。
●2.心を許してもいいストーリーを用意する
たとえば、女性と飲みにいき、終電が迫っているときに、モテない男性は、「もうすぐ終電だけど、どうする?」と女性側に判断を委ねてしまいます。尋ねられた女性側からすると、「帰らない」と返事をすれば、まるで自分からお泊りしたいと言っているようで軽く見られそうなため、「帰る」としか答えようがなくなります。
モテる男性は、終電の時間が過ぎてから「終電なくなっちゃったね」と、あたかも本当にうっかり終電を逃してしまったフリをします。こうして女性に「終電がなくなったから、しかたなくお泊りした」というストーリー=言い訳を用意してあげるのです。
慣れないと下心があっても相手の気持ちがあるし、気を使うつもりで一応聞いてしまいがちですよね。そうすると女性は自分からホテル泊まるなんて言ってはくれないです。なんでも良いので言い訳を用意してあげることが大切。
●3.「事実」+「誘導」の組み合せで、相手のノーを封じる
「給料が入ったら、デートしようよ」「お茶を飲んで、落ち着こう」 誘導したい事柄の前に、「給料が入ったら」「お茶を飲んで」という「事実」を提示すると、なぜか人は否定しづらくなり「そうだね、デートしよう」「そうだね、落ち着こう」と返事をしてしまいます。
少し考えてみると、「相手に給料が入ること」と「自分がデートすること」、「相手の言うとおりにお茶を飲むこと」と「自分が落ち着くこと」には、まったく因果関係がないのですが、アンカーとなっている「事実」に惑わされ、理不尽なことであってもつい「誘導」されてしまうのです。
先に事実を付け足すことによって、因果関係のない自分のしたいことがらに誘導してしまうんですね。
●4.「ビデオトーク+反面提示」で信頼を勝ち取る
ビデオトークとは、ビデオで録画するように、目にしたそのままを言葉にしていくこと。相手がおとなしいタイプなら「おっとりしていて優しそうですね」。知的な雰囲気なら「仕事ができる男って感じですね」。
ただし、これだけだと「いえいえ、そんなことはないですよ」と言われて話が終わってしまいます。そこで、ビデオトークとは真逆の要素を「反面提示」していくことで、相手の否定を封じると同時に、「当たっている」と錯覚させる曖昧な表現になるのです。
「おっとりしていてやさしそうですね。でも、実は芯は強いですよね」「仕事ができる男って感じですね。でも、プライベートでは甘えん坊さんだったりして(笑)」
見た感じをそのまま言う+反対のことも言ってしまうことで、否定を封じてしまう。そうすると相手は当たっていると錯覚して自分のことを分かってくれると錯覚してしまうんですよね。
●5.相手の視線や思考がロックされているときに触る
ホストは、女性が会話に集中しているときにさりげなく髪の毛を触ります。正面切って触りにくれば「イヤ!」となりますが、ほかのことに気を取られているときに触ると気にならないのです。すると、「髪の毛を触らせたということは、この人に気を許しているんだ」と後づけで自分を納得させる認知的不協和が起こり、相手を惹きつけることができるのです。
ポイントは触るタイミングです。一緒に映画やお芝居を観ている、会話に夢中になっている、信号待ちをしているなど、ほかのことに視線や思考がロックされているときに触れるようにすると、さりげなく手をつないだり、髪に触ったりできるようになります。
これは知らなかったです。相手の会話中などの意識が他のところに行っている時に触れることで、体を触られてもOKな相手だと思い込んでしまうもんなんですね。
●6.「下の名前」を褒める
「快」を与えるキラートークは、「相手の名前について意味を持たせて褒める」です。「なんか男らしい名前ですね」「お名前"雪子"さんですか。色白でイメージにピッタリですね」といったように単純でかまいません。
基本は、親が思い入れを持ってつけたであろう「下の名前」を褒めること。由来を聞いたり、前出の例のように「人柄どおりの名前ですね」と見た目や雰囲気と結びつけたりするといいでしょう。ちなみにホストクラブでは、由来も特にないようなごくごく普通の名前の女性には「あ、オレの初恋の子と同じ名前だ」と無理やり意味を持たせます。ホストクラブ以外では、あまリオススメできないテクニックですが、効果は絶大です。
やっぱり名前を呼ばれる中だと親近感がわきますよね。そこからさらに名前に意味を付ける(褒める)ことによって相手が、褒めてくれた人のことをより意識してしまうんですね。
【感想】
コミュニケーションに関する本書。モテるだけではない信頼関係を築くための会話術が多数紹介されいています。ホストで№1になった著者ですからモテるための参考になる女性への接し方も書かれております。
複数のコミュニケーション本を読んできましたが、反面提示や認知的不協和など知らなかったテクニックもあったり、すぐにでも実践してみたいです。あまり会話を気にせずする方もいると思いますが、考えている人はここまで考えて会話しているんだと関心してしまいますね。
コミュニケーションが苦手だって方は是非読んでみてください。