一瞬で人に好かれる6つの秘密――なぜ、あの人の周りにだけ人が集まるのか?
一瞬で人に好かれる技術
今回はコミュニケーションについて。恋愛以外でも書かれていますが、モテるために必須の会話術が書かれています。一瞬で人に好かれる技術は身に付けておきたいですね。
【概要】
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周りを幸せにし、誰とでも一瞬で一生の関係を築ける人を「クリッカー」と呼びます。 人間を騙し、奈落に突き落とす社会の捕食者「サイコパス」が一定の割合で存在しますが、対照的な存在であるクリッカーもまた、じつは私たちの身近に暮らしています。
クリッカーは、一般人だと18年かかる人間関係を、たった13カ月で構築してしまう「天性の人たらし」。 本書では、そんなクリッカーの特徴についても分析し、コミュニケーションの真髄を探ります!
本書を読めば、この精神的な充足と快楽を約束する「ビビッ」が、 今後の人生でより多く得られるはずです。
【ポイント】
●1.自分をさらけ出す
はじめて会う人との人間関係に関して、ラトガース大学コミュニケーション学科のジェニファー・ギブズ教授がこんな研究をしている。 婚活サイトのマッチドットコムを調べたところ、プロフィールに個人的な情報を多く載せていたり、メールのやり取りで自分の情報を進んで開示したりする人のほうが、デートにこぎつける可能性が高かった。
どうやら、進んで自分をさらけ出してくれる相手に、自分も同じように返して関係を深めていく、というのは人間に備わった特性らしい。
話下手だと自分の話をしたがらないですよね。女性との会話は聞いてるだけで良いとか言いますが、自分のことを開示していかないと、仲良くなるのは難しいです。どんな相手か分からないとやはり壁が出来てしまいますからね。話す際は失敗談などの深い話をすることによって相手からも深い話を引き出すことができてより距離を縮める事ができます。
●2.距離を近くする
我々は物理的に近くにいる人と友情を育みやすいということだ。たとえ「受動的コンタクト」でであっても大きな影響力を持つことになるのだ。「慣れすぎは軽蔑を生む」という諺は正しくないようだ。逆に「慣れすぎは注目を生む」もののようだ。
研究で明らかになったことを踏まえると、我々はなんでも電話やメールで終わらせるのでなく、極力顔を突き合わせて話すことが大切なようだ。パーティで気になる人があれば、遠巻きに眺めているだけでなく、できるだけその人の近くに行くべきなのだ。
だから遠距離恋愛などは難しいんですよね。近くにいる人、よく合うって人には親近感がわきますよね。好きな人には良く顔を合わせる機会を増やしましょう。
●3.共感・共鳴する
我々が共鳴を体験するとき、その感覚は相手にも広がっていく。共鳴は伝染するからだ。我々にはもともと周りの感情に合わせていくという傾向がある。たとえば、周りが疲れていると、自分も同じような疲労感に襲われたことはないだろうか。
同じように周りが笑えば、我々の気分も上がるものだ。心理学には、他人がいっしょにいるときには、1人でいるときよりも30倍も笑いやすくなる、という研究さえある。これと同じことが共鳴にも起きる。我々は共鳴を感じている人といっしょにいると、その感覚を共有しやすくなるようだ。
集団心理ですね。周りの流れに合わせてしまう方も多いんではないでしょうか?ちょっと違うかもしれませんが、モテるためにも、モテる集団に入るっていうのも効果があります。周りが女性に慣れているかもしれませんが女性と飲んだりするときも良い雰囲気を作り上げてくれます。
●4.共通点を探す
類似性には何か我々に訴えかけるものがある。それが取るに足らぬことのように見えても、我々の心に引っかかるものがあるのだ。ポイントは、どんな些細なことであれ類似性はもちろん、共通点であっても相手に対して大きな好意を持つことにつながるということだ。
趣味など共通のことが好きな人てやはり好意をいだきますよね。自分と同じ感性があると心理的に思うと何かが引っかかるんでしょうね。集団で暮らしていく中で同じ感性の人の方が集まってて過ごしやすいと言うのが心理にあるんでしょうかね。
【感想】
コミュニケーションを学ぶための本です。恋愛だけではありませんが、モテるためにはコミュニケーション力は必須です。
事例を取り入れてた実験研究の説明されているので分かりやすくなっています。他には人たらしの特徴、空気の読む力などコミュニケーションを取る上で勉強になる点がありました。特に人と人がなぜ仲良くなるのかの仕組みを知りたい人は読んでみましょう。