会社でも使える大人のカジュアルファッション
ちょっと大人な服装の着こなし方。ビジネス対応のオフィスカジュアルまで幅広く取り扱っています。
【概要】
amazon引用
スーツ姿は素敵なのに、カジュアルスタイルになったら「あれ?」という人は、多く見かけられます。さらに去年からのクールビズでオフィスでもカジュアル化が進み、センスが問われることが増えています。
だからといって好感度が高いのは決して「おしゃれ!」と言われるような流行に敏感な人ではなく、実は清潔感のある、シンプルな服を着ている人。
普通の服をきちんと着こなしていることが素敵に見える第一歩なのです。「レストランに行くのにカジュアルすぎる!」「休日なのに会社と同じバッグじゃダサイ」「何年も同じTシャツで若作りっぽい」などなど、もう言わせません! 奥さん、彼女、娘がこんな人なら一緒に歩きたいと思わせる男性の着こなしを紹介します。
その要はアイテム選び。シャツ、パンツ、デニム、ジャケットの選び方から着こなし。クールビス対応のオフィスカジュアルまで写真入りで解説。ぱっとわかって、すぐに真似できます。
【ポイント】
●1.着慣れたアイテムを軸に着くずしする
多くの人は、Tシャツにジャージィのような部屋着を出発点に、「何かをプラスして、あるいは着替えて外出着にしよう」と考えるから、カジュアルは難しくなるのです。 一般的に男性が一番着慣れているものといえば、スーツですね。ならば、考え方を変え、ここを出発点にすればいいのです。
スーツの代わりに、まずはジャケットとスラックスを選んでみる。ちょっと印象が硬すぎるなら、スラックスをデニム、あるいはチノパンに替えてみる。さらにリラックスした雰囲気にしたいのなら、インナーのシャツをカットソーに替えてみる。 着慣れたアイテムを軸にして、少しずつカジュアルに、着くずしていくのは簡単で楽しい作業です。
いつも来ているスーツスタイルから服装を選んでいくと選びやすいんですね。いきなりオフィスカジュアルで使える格好というと難しく感じてしまいますが、これなら選ぶのが苦にならなそうです。
●2.どれを組み合わせてもおかしくないアイテムしか買わない
「単品同士を、どう組み合わせていいかわからない」という疑問ですが、これを解決するのも、実に簡単です。「どれとどれを組み合せても、おかしく見えないアイテムしか買わない」ことにすればいいのです。
この本で、私が必須アイテムとして挙げているのは、たとえば春夏ならジャケット、シャツ、ポロシャツ、パンツ、Tシャツ、カットソー、これだけです。誰がどう合わせても、アイテム同士の組み合わせとして、奇妙に見せることのほうが難しいくらいです。
組み合わせやすい定番を揃えることで、どのアイテムどうしでも組み合わせられるようになります。誰でも見たことあるような格好のアイテムを集めましょう。
特に合わせやすいのは、やはり無色のものです。この考えでいけば組み合わせにまず困ることはありませんね。
●3.ユニクロ等の量販店でのセレクトのコツ
アイテムとしておすすめなのは、ブランドの特徴や値段が比較的反映されにくい、ボトムです。チノパンやジーンズなどは、サイズさえ合えば、「買い」の商品だと思います。ただし、ウォッシュ加工、ダメージ加工、ヴィンテージ加工が極端なもの、ボタンなど装飾的な要素が強いものは、価格が表れやすいので、ボトムに限らず、避けたほうが賢明。
ファスナーやフーデッドパーカのヒモなど、付属品が安っぽいのも、意外に目立ちます。アイテム的にもデザイン的にも、べーシックな、「普通の」ものから選んでください。
本当にオーソドックスな物を選びましょう。
今ならユニクロのボトムだとヴィンテージレギュラーフィットチノ・スキニーフィットテーパードジーンズ+がオススメです。他だと定番のスウェットフルジップパーカとかですかね。ちょっと近所に出るときようですが。夏だとシンプルな無地のポロシャツも使いやすいです。
シャツなどはちょっと安っぽいのと丈が長いので使うのは難しいかもしれません。
●4.春夏物ではクールビズに対応可能なジャケットを選ぶ
シアサッカー素材のジャケットとジャージィ素材のジャケットを必須アイテムとして挙げています。オフィスのドレスコードにもよりますが、ジャケット着用可、つまリスーツでなくともOKなオフイスであれば、この2点はどちらも充分にオフイス対応が可能です。
ですから、「クールビズ」を視野に人れて選ぶのであれば、素材や色、仕立てはオーソドックスなものを。逆にオフィスでの着用をメインに考えないのであれば、少々遊びのある色柄や仕立てに、あえて挑戦してみるのもいいでしょう。
ジャジージャケットは使いやすいです。シワになりにくかったり、若干涼しいので春夏は使いやすいです。
●5.オンでもオフでもOKの鹿の子素材のドレスシャツ
2011年、「スーパークールビズ」対応のアイテムで、大ヒットしたもの、それが鹿の子素材の長袖のドレスシャツです。
鹿の子素材は吸湿性と通気性に優れており、汗をかいても肌に張りつくような感触がありません。1枚で着ても肌が透けないので、このシャツならば、下着代わりのTシャツも必要ないでしょう。
ネクタイを締めても、締めなくてもサマになるシャツは、今の時代、非常にポイントが高いと思います。
鹿の子素材のシャツって良いんですね。なぜかあの素材感で敬遠していました。これからの夏の季節には良さそうですね。
●6.ジャケットなしならカラーバランスを意識する
ジャケットを着ることなく、「酒落た」「洗練された」印象を演出するためには、何よりカラーバランスが大切です。
もっとも簡単な方法は、(1)小物も合め、全身に使用する色を3色以内に抑えること(チェックの色は除く)。(2)紺、べージュ、グレーといったべーシックカラーを軸に、白を効かせること。
(3)柄:無地を1:9~2:8とし、ポイントにチェックを中心とした柄を効かせること。
以上の3条件を基本とし、各アイテムのサイズ感が整っていれば、それだけで充分、センスよく見せることが可能です。
多色になってしまうと統一感が出ません。特にインナーは迷った時は白を着とけば間違いは無いですね。柄物などは本当にポイントにつかって、ワンポイントでおしゃれ感を出しましょう。基本的に王道の色を使えば失敗は無いですね。
●7.カジュアルスタイルは子どもっぽく見せない
カジュアルになればなるほど、着こなしのお手本が若い世代になってしまう男性は多いようです。でも以前、流行った長袖Tシャツと半袖Tシャツの重ね着や、ストリート系のダボダボファッションは、中途半端な老け顔には辛いものがあります。
繰り返しますが、大人の男性のカジュアルはドレスダウンが基本。極端に股上が浅かったり腰ばきのパンツは、そもそもストリートファッションからきたトレンドなので、普通の人は手を出さないほうが無難です。「頑張ってるオヤジ」にしか見えませんから。
カジュアルな格好だとちょっと幼い格好に見えてしまいますよね。アメカジとかも若々しければ似合うかも知れませんが。基本的には清潔感出したければシャツスタイルがオススメです。
【感想】
大人の男性が使えるファッションを学べます。カジュアルを目指すと子供っぽくなりがちですから、普段の格好を少しづつ変えて合わせるというのは参考になりました。
中々オフィスでも使えるカジュアルと言うとハードルが高く感じてしまって、どんな格好が良いのか悩んでしまいますが、清潔感のあるシンプルな服装であれば深く考えすぎないようにした方が良さそうです。
色々なアイテムが写真ありで紹介されているので真似しやすいです。ちょっとしたポイントの入れ方も分かりやすいです。30近いのであまり若々しい格好ばかりでは恥ずかしいですから、読んでみて良かったです。
大人のファッションを学んでモテる男を目指しましょう。