女性にも使える!人が喜ぶほめのテクニック
褒める言葉だけでなく、どうすれば相手に褒めるを認めさせられるかのテクニックが書かれた1冊。
【概要】
amazon引用
人の意識の防御線を越える、もっとも簡単な方法とは?本書では、強制力を伴わずに人の心と行動に影響を与える基本的な技術を、短いフレーズにギュッと凝縮。できる人はやっている「ほめ方」の実践ルールを公開。
【ポイント】
●1.「あなたは本当に○○だな」……とAさんが言っていたよ
たとえば、「『あなたは本当に思いやりがあるね』……と鈴木さんが言っていたよ」という言い方です。「これじゃあ鈴木さんが言っている事を伝達しているだけなのだから、自分には何のメリットもないんじゃない?」と思われるかもしれませんね。
しかし、そうでもないのです。「あなたは本当に思いやりがあるね」を相手が聞いている時、相手はあなたの顔を見て、あなたの声を聞いてます。この言葉をあなたのものとして聞いています。 この時点で相手の感情はあなたによって動かされます。
その後で「と鈴木さんが言っていたよ」を聞いて、相手は「鈴木さんがほめてくれたんだ」と理解します。意識的にはあなたがほめているのではないとわかりますが、無意識は既にあなたから聞いた言葉により影響されているわけです。
自分が言った言葉でなくても、目の前に自分がいれば効果あるんですね。特に褒められた言葉は直接本人に確認したりはしないでしょうから、恥ずかしい人は自分が褒めたいことを他人が言っていたと使っても良さそうですね。
●2.もし○○だったら、あなたは××だな
映画を見て心動かされることからわかるように、無意識にとっては体験が現実か仮想かは関係ありません。臨場感があれば、感情は動かされます。このフレーズは、「もし」という言葉で現実とは違う状況を作り出し、その状況の中で相手をほめるものです。仮定の中でのほめ言葉でも、相手は一度はその事について考える必要があります。
現実ではない状況だと意識的には理解しつつも、そこで想像されたイメージや言葉は無意識的に相手の感情を揺さぶるのです。
もしと言う言葉を使うことによって、相手に想像をさせることで無意識の中で相手の感情を揺さぶってくれるんですね。この。「もし」というフレーズは女性をデートに誘いたいときなどにも使えるテクニック。もしデートするならどんなとこと行きたい?などを使うことによって相手に自分とデートすることをイメージを植え付ける事が出来ます。
●3.あなたが○○なのは、小さい頃から××だったからなんですね
「仕事が速いのも、小さい頃からの頭の良さが発揮されているからなんですね」
「アイデアマンなのは、子どものころから空想するのが好きだったからですね」
こんなふうに過去を理由として現在の相手をほめてしまいましよう。
この時、現在の事を先に、過去の理由を後に持ってきてください。
人は通常、話の最後の部分に対して応答します。肯定するにしても否定するにしても、最後に聞いたことに反応しやすいのです。例文のように、過去の理由を最後に話すと、相手は過去の自分があなたが言った通りかどうかを判断します。
過去の事は現在に比べればリアリティが低く、否定しづらいので、「そうかもしれないね」という反応を引き出しやすいのです。
先に現在のことを話すことで相手にその印象を与えられることができます。後に過去の否定しづらいことを付け足すことにより先に述べたことも否定しづらくなり、その会話全てを肯定させやすくすることがデキるテクニックですね。
●4.どうしてそんなに○○なんですか
このフレーズは、「前提」という非常にパワフルな言葉の仕組みを使っています。 相手の能力に関してストレートにほめる代わりに、「どうして?」という言葉で、ほめている能力を持つに至った理由や経緯を尋ねるのです。
「どうしてそんなにカラオケが上手いのですか?」と尋ねると、相手は質問に答えるために、理由や経緯を探し始めます。相手はこの時すでに、ほめ言葉を受け入れています。
なぜなら理由や経緯を探すためには、自分が○○である(カラオケが上手い)ことを受け入れる必要があるからです。
どうして?という言葉に相手の意識がいくので返答をするためにも、〇〇という褒め言葉が相手の中ではすでに受け入れた状態になるんですね。身体的な特徴を褒めてしまうと、相手が理由を探せないので否定されてしまうので気をつけないといけませんね。
●5.○○と言われるのと△△と言われるのとどっちが嬉しい?
このフレーズは、一度に2つものほめ言葉を伝えて相手を持ち上げるものですので、真顔で真剣にというよりは、少し冗談めかして言える場面で使うといいでしょう。 このフレーズも前提を利用するものです。
「鈴木さんは、頭が良いと言われるのとカッコいいと言われるの、どちらが嬉しいですか?」の前提は、「鈴木さんは、頭が良いし、カッコいい」です。 鈴木さんの答えは、何でも構いません。
「頭が良いが嬉しい」でも「カッコいいが嬉しい」でも「どちらも嬉しい」でも「どちらもそんなに嬉しくない」でも、質問に答えた時点で「鈴木さんは、頭が良いし、カッコいい」ということは受け入れられています。
相手の返事は関係ないんですね。すでにどちらかと考えてしまった時点で相手は両方の褒め言葉を受けいてているんですね。
【感想】
著者がNLPのトレーナーなので心理学をもちいたテクニックで相手を褒めるという技術が満載です。恋愛だけでなく心理学を持ちいたテクニックは、会話においては様々に有効活用ができるんですね。私は女性に対してばかりだったので、男性にも褒める技術を使ってみたいと思いました。
テクニックが書かれているので、理解して使えるようになるには少し練習しないとダメかもしれません。なかなか咄嗟には良いフレーズがでてきませんからね。
本書を読んで上手い褒め方を学んで見ましょう。モテる男には褒め言葉は必須です。